中国産の外来種? たけのこたけのこにょっきっき

オッス、オラ巣立った若いツバメ。まだ羽の紋様はおっかあと比べて立派じゃないけど、飛行には自信があんだぜ!

というわけで大分久しぶりな感じがしますが
今回は生き物のお話をしようと思います。
なんで久しぶりになってしまうかというと、
閲覧者のニーズがなんなのかわかりませんので、
一応、ゲーム、プラモ、生き物、その他、
といったジャンルをばらけたローテーションで
日記を書いていこうとしてるからこんなことに
なるんですね。あと写真が探すのに時間が(略
しかして鳥の話でヨシキリをしようと考える、
そうするとヨシキリの生息地であるヨシ原の
話がしたくなる。そうなるとヨシ原の生育立地で
ある湖沼の話がしたくなる。生き物の話を考えると

いつの間にやら時期を逃してしまっている自分がいます。

まあ趣味(及び精神の修行)として書いてる
わけですから、気にしなくてもいいのですが、

人間わかってても性格上できないことがあるものです。

まぁ前回から時間が経過したことを生かして、
今回は

あの人は今〜生き物のその後〜

と、アホ犬の粗探ししてて雨後の筍なんて
似つかわしくない慣用句を見つけたので

日本の竹〜昔馴染は中国生まれ〜

の二本立てでいこうと思います。

冒頭で書いてる?通り、かなーりツバメたちが育って
います。ツバメにとっては寒くなるまでに親子共々
海外に渡らねばならないので、ラストスパートと
いったところでしょうか?暑さに特に耐性があるわけでも
ないため、多分もういなくなり始めるころだと思いますが・・・

中々明けない梅雨が関係してるのでしょうか。

世間では異常気象異常気象と騒いでいますが。

毎年騒いでいる気がしますねぇ。

日本は地球の位置的にも国土の形からも気象変動の
幅が大きい国です。
台風、津波、大雪に大雨洪水、地震、雷、火事、親父と

昔自然災害シンポジウムで海外の博士が「日本は全ての災害を体験できる国だー」とマンセーしてたほどです。

ぬわっと、話が逸れましたね。
そうそう、ツバメでしたね。

私の近くでは数がどんどんと増していってます。

ベビーラッシュでもある感じです。3、4羽の雛が
ピーチク鳴いてる巣を連続で5つほど見つけたりします。
観察してると、
親鳥が戻ってこようとして、

私に感付き、まさかのスパイダーマン(スワロー)

でも雛は私のことを気にも留めず親を求めます

雛「餌くれよー餌くれよー」親ツバメ「ちょ、待て;この姿勢限界:」


さて、この写真には何羽のツバメがいるでしょう?
ツバメは夜は活動しないでねぐらへと集団で移動します。
よって巣立ったツバメは
いつまでも軒先軒上にはおりません。

さながら上図は下宿で飲む前にコンビニにたむろってる学生です。


続いてカルガモ
前に載せた雛も立派に成長し
親と同じサイズになってますね。

おそらく何羽かは猫の胃袋に入ったと思います。

カルガモマガモは日本では留鳥なので
冬になってもずっといると思われます。
また繁殖するでしょうね。

後、以前の記事では子供だったナナフシも、
今ではこんなに立派な大枝に・・・。

すいません、嘘です。

写真のナナフシは確かアマミナナフシです。
いや、この時期にナナフシいるとは思うんですが。
トゲナナフシとか写真も
確かあったと思うんですけど。
写真を探す(略)
日本最大のナナフシである
アマミナナフシで我慢してください;
ナナフシは写真を見てわかる通り、
上のほうに居たがる習性があります。
枝に擬態するため、地上を嫌う特色があるのでしょうかね。
どこにでも生えてる木の葉を食べるため、
飼育には向いてるのですが

その習性のため、とっても衆人鑑賞用には向きません。

ケースに入れるとちっとも隠れてくれない。
ケース内を食草で一杯にするとマジでわからなくなる。

これが俗にいうツンデレですね。

さて、ではもう今回のもう一つのお題、
竹の話をしようと思います。

竹は日本では竹林として馴染み深く、竹取物語などの
話は有名ですね。

しかし元は中国原産なのです!残念!(死語)

竹といってもハチク・モウソウチクなど色々ありますが、
多くが帰化植物であり、日本に元々あったものでは
ありません。ここで、帰化植物と述べておりますが、

帰化植物外来種と考えてもらって良いと思います

または日本にとっての帰化植物=地球にとってのサイヤ人でも良いです。

このあたりの区分は難しく、また外来種自体の話を
するだけで長くなるので今回は省きます。
ただ、周りには案外外来種というものが昔からあり、
最近になって出てきたわけではないということを
覚えてもらえると嬉しいです。
お魚が好きな人は食べたことが
あるニジマスだって地域によっては帰化動物です。
さて、外来種である竹ですが、
昨今竹林は繁茂することで様々な問題が
取り上げられます。
その大体が地下茎が起因となっています。
竹は地下茎によって生息域を拡大します。

ここで重要なのが

地下茎によって広がっているのは1個体であり、
種が分散していっているというわけではないのです。
植物は移動できないため、種子散布といった形などで
分布息を拡大し生き延びようとします。
その中で竹は、

移動することが出来る植物として

着々と勢力を拡大していっているのです!
地上に出ている部分は一夜城のように中が空洞で、
切られたとしても他の植物ほど
ダメージを受けません。
地下茎がある限り、

ム○カ「竹林は何度でも蘇る!」

のです。

まるでナメック星人のピッコロさんのようですね。

そりゃあ、モグラ叩きのように出る端出る端
(タケノコ状態の時に)切っていけば、
竹とて光合成を必要とするため、いつかはへたれます。

ピッコロさんだって腕を生やすのに体力を消費しています。

しかし、竹はご存知のとおりとても硬く、鉈などで切ろう
ものならよほど上手く切らないかぎり
鉈の刃のほうが欠けてしまいます。
ノコギリでギコギコやるか、タケノコの時に
踏み折るのが効率的です。

私はタケノコ見たらシュートしてます。

それでも一人のシュートでは焼け石に水です。
昔は日用品として竹細工が良く行われていました。
籠やほうき、箸、釣竿を作ったり、
竹で小屋や家なども作られました。
しかし、近年技術の進歩により、より安価で楽に手に入る
化学製品、林材の進出によって、人にとって
竹は魅力的なものではなくなってしまいました。

竹にとっては敵がいなくなって良い時代になりました。

もう繁茂し放題。他の植物を押し倒し、人の家の庭に
ぼこぼこ出て、地面の空隙増加により地滑りまで
起こしてしまいます。
一例として2009年7月2日と7月19日、

17日間という中途半端な間の

竹林の拡大の様子を見てみましょう。

たけのやりとして5ゴールドぐらいで売ってそうです。

きのうはおたのしみでしたね。

(竹は一日でかなり生長するという意味で)
この様子を見て、なんとなく気付く人も
いるかもしれませんが、
撮影されてる場所は他の植物も合わせ
切り開かれた地です。
しかし、竹が、竹だけが圧倒的に増え、結局は

林が竹林になっただけのようです。

こうして周りの植物を駆逐し、人の林を明るくしようという
行為へのモチベーションを下げるわけです。
今では色んなところで竹林の管理、行われなくなった
人の手入れや利用を復活させようという試みや
新しい資源としての利用が考え試されています。
景観的にも生態的にも林を明るくするのは
良いのですが、切った竹をどうするか
考えないとどうにもならないわけです。

食器洗いをするまでが料理なのです。

しかし、コストを超過するメリットが生まれない
ため、今も日本各地で竹は増え続けています。

入りにくいです。なんかいそうです。

というか入れません。なんかいます。

奥に入るとこの隙間にまで竹が生えてて、
竹の壁状態になってます。


さて、ここまで竹の嫌な話をしてきたわけですが、
竹に愛着を持ってもらうべく、

みんなの知らない竹の一場面

をお教えしましょう。
始めのほうで言った通り
竹にも色々種類があります。

また、それらの竹は混生して繁茂したりします。
なんせ同じ竹仲間ですからね。
生育地は似たり寄ったりというわけです。

よーく見てみましょう。
根元が何かおかしくありませんか?

こ、これは・・・

亀甲縛・・キッコウチクです!

これはモウソウチクの突然変異種で、
節が斜めになって連鎖しているのです。
それが亀甲しば、亀の甲羅のように
見えるので、キッコウチクと言われるのです。

そしてこれは・・よーく見ると・・・

表面に溝が一杯ありますね。
これはマダケの変異種で、シボチクと言います。
名前の由来は絞り模様がある竹、ですかね?
別名シワタケで、確かにシワシワとも言えます。

触り心地バツグン、足踏み運動に良さそうです。

時々旅館とかで植えられていたり、切られたものが
置物として飾られたりしていますが、
モウソウチクマダケはその辺の竹林であり、
当然その変異種であるこれらの竹が無いとは言えません。
皆さんも竹林を探索して新しい発見などを
してみてはいかがでしょうか?